先輩からの苦行を恨むか感謝するか・・・

セレモニーの生花装飾で急成長を遂げるユー花園の会長、山田祐也氏は
19歳でリヤカーを引いて花を売り始め、一代で年商50億円の花屋を築いた。
 山田氏の丁稚時代における修業の過酷さは、我々の想像を絶するものだった。
 6年間、一日の休みも無く、睡眠時間は3時間くらい、給料は無給、風呂にも行けず公園の水道で頭から水をかぶって洗ったそうだ。
 修業を終え独立する時でさえ、一銭もくれなかった社長のことを山田氏はこう評している。
「社長は世間の厳しさを教えてくれた。あの社長ぐらい偉い人はいない。あの社長に巡り合えなかったら今の僕はいない。 僕は本当に運が良かった。」と言い切っている。さらに山田氏は
「大事な話や受けたご恩をすぐに忘れてしまう人は絶対伸びないが、感謝してそれを生涯持ち続けるような人は、必ず幸せになる。今の時代はそういう感動、感激、感謝に乏しい時代だけれども、皆さんにはぜひそういう心を育んでほしい」と社員さんに訓示している。
人の恩に感謝し、それに報いていくこと。この感謝報恩の精神こそが人の運命を切り拓いていくことを山田氏の言葉は教えてくれている。

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上記の訓示を踏まえ、日常の出来事に置き換えると以下のようになる。

「自分を厳しく叱ってくれた人に対して、腹を立てるか、感謝の気持ちを持つかで人生は大きく変わってしまう。」
皆さんはどっち人間だろうか?
CHUちゃんは従業員の人達に伝えることがある。

「大人社会では、余程のことがないと、直接注意はしてくれない。したがって自分の言動を常にチェックして自分自身で律していかなければならない。さもないと知らず知らずのうちに、周囲から距離をおかれてしまう。また直接注意されたことに対しては、余程を超えた、ある意味、目に余る部分をあえて指摘してくれるわけなので、素直に受け入れるべきだ。」
ところが、同僚からの指摘、ほぼ同じ年齢の人からの指摘には、ついついムカッときてしまう。これが人間というものなのかも知れないけど、本来は「ありがとう、言ってくれて」と感謝すべきところだ。だって指摘する方も嫌な感情を乗り越えて言ってくれるのだから。

自分自身を一番知らないのが自分。したがって他人の評価に耳を傾けた方が良い人生を歩めそうだ。

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