成功への自己犠牲

成功への自己犠牲

ジェームス・アレン氏(イギリス作家)

成功を手に出来ないでいる人達は、自分の欲望を全く犠牲にしていない人達です。
もし成功を願うならば、それ相当の自己犠牲を払わなくてはなりません。
大きな成功を願うならば、大きな自己犠牲を、
この上なく大きな成功を願うならば、この上なく大きな犠牲を払わなくてはならないのです。

金銭リスク無く成功を収めるにこしたことはないが、なかなか世の中そう上手くいかない。
「ハイリスク・ハイリターン」と言われるように、大きな成功には大きなリスクを伴うものだ。
時間リスクもある。世界のイチローは高校時代、夜中に高校のグランドでひたすら素振りをしていた。当時、お化けが出ると噂になり、確かめたところ、この事実が発覚。将来、活躍できる保証は何もないまま、ひたすら睡眠時間を削って素振りをしていたんだ。世界のイチローとなったから良かったけど、目が出なかったらこの事実も知られることなく時間は無駄で終わったのかも知れない。
もっと身近な例とすれば、受験勉強がある。1日5時間で3年間勉強すれば、その実行者全員東大合格と分かっていれば、多くの学生は頑張るだろう。だけど現実は定員があるため、どんなに頑張っても合格の確約はない。・だからみんな、そこまで時間をつぶして頑張っても100%確約が無いんなら、そこまで頑張らなくても合格出来る大学でいいや!とリスク回避を考えてしまう。
元来リスク無くて大成功を収められれば、多くの人が億万長者になっているだろう。逆にリスキーな選択をして、それが上手くいった時の達成感は何物にも代えがたい高揚感につながる。

自分の将来のためにどこまで自己犠牲を払えるか、永遠の課題だろう。

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