付き合う人の影響力

「知恵ある者と、ともに歩む者は知を得る」

これはある講演会で講師が話された言葉だけど、誠にその通りかもしれない。誰と付きあうか、どんな人と巡りあうかでその後の人生に大きな影響が出る。まさに、人生は自分の力では及ばないところで、他人の恩で生かされているんだなぁと思う。

CHUちゃんの経験でお話ししよう。
 高校卒業後、東京の製パン専門学校に行った。その時18歳。新潟県出身者が7人いる中で、M氏との出会いがあった。専門生時代の1年間は出会っただけで深い付き合いはまだなかった。
 卒業後、それぞれのパン屋さんに就職したのだが、CHUちゃんは23歳で帰郷し、実家で兄の手伝いをしながらパンを始めた。
 一方M氏は、それから5年後の28歳の時に帰郷、パン屋を始めた。その時、先に帰郷していたCHUちゃんを訪ねてきてくれた。ここから本格的な付き合いが始まったんだけど、同じ職業だし、同県ということで、いろいろM氏の知恵を頂いた。その中で、あるコンサルタントを紹介われたんだけど、これが礎となり、今のブルックリンが誕生した。
 だからCHUちゃんにとってM氏は人生を大きく変えてくれた恩人。ただ、M氏と出会いも、10年経ってから本格的に付きあい出したのも偶然としか思えない。どこかですれ違っていたら、M氏との出会いはなかった。おそらくブルックリンもなかっただろう。
 このように思い返すと、みんなにも多くの友人知人がいる中で、人生を大きく変えてくれる人物がきっといるに違いない。ただどの人か分からないのが神様しか知らない運命のいたずらなんだろう。

 ただ言えることは、自分から「縁」は切らないようにした方がいい。多くの友人知人が等しく可能性があるのだから。

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